若鮎新宮との接戦を勝ち上がった小岩クラブ（東京）、一方、予選のすべての試合を
一方的に勝利し続けている中井ジュニア（神奈川）。ベスト８をかけて決戦に挑みま
した。

第１セットは、小岩が３−０で好調なスタート。しかし中井もエース古宮のスパイク
などで５−３とすぐに逆転する。その後、両エースが打ち合う形で白熱した試合が中
盤まで続く。１４−１２と中井がリードし、サーブはエース古宮に。ここからが古宮
の独壇場。次々とサービスエース、スパイクを決めまくり、なんと連続７得点で一気
に２１点まで奪取し第１セットを取る。

第２セットも序盤から中井の勢いが止まらない。センターから宮川のクイックも決ま
りだして８−４とリード。ここで小岩・大槻のフェイントで中井のリズムが乱れ始め
る。連続５得点で９−８と小岩逆転。さらに１０−１０から小岩４年生・松岡のサー
ブが中井のレシーブを崩して１３−１０。２週目の大槻のサーブが走り１８−１１。
最後はライト鈴木のスパイクが決まって２１−１３と小岩がセットを取り返す。

第３セット。中井が１セット目の終盤に効果的だった、サーブでライト側をねらい小
岩のレフト側からの攻撃を封じる作戦が的中。３本のサービスエースを含めて一気に
９−２とリード。結局この序盤の大量リードが最後まで物をいう。小岩も１７−１９
まで必死に追い上げはしたが、最後に中井のセンター宮川のＡクイックが連続で決ま
り、とどめを刺した。

神奈川県勢初の全国制覇を目指して、第１関門の小岩戦を突破した中井クラブ。明日
の決勝トーナメントではどんな試合を見せてくれるでしょう。