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202 「若鮎新宮クラブの3連覇、夢と消える」【東京第1・小岩クラブ】対【兵庫・若鮎新宮クラブ】

予選リーグ2日目、東京体育館メインアリーナDコート女子の試合は3年連続優勝を
ねらう若鮎新宮(兵庫)、2回目の優勝をねらう小岩(東京)、今年の大本命である
中井(神奈川)がベスト8をかけて戦う最大の注目コートとなりました。

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 まず、中井への挑戦権をかけて、午前中に若鮎新宮と小岩が大激戦を繰り広げまし
た。
 第1セット。序盤から4−4と一進一退のスタート。エース大槻にボールを集める
小岩に対して、若鮎はライト大野、レフト清名にトスを回すスピードバレーで対抗。
大槻のスパイクやブロックが決まり、小岩9−5とリードする。このままの点差で1
2−8。ここから若鮎が持ち前のねばりのバレーを展開し16−16と追いつく。勢
いは若鮎かと思われたが、小岩も踏ん張り19−19。最後はエース大槻のサーブが
若鮎のレシーブをくずし、さらに大槻のブロックと相手をよく見たフェイントを決
め、小岩が第1セットを取る。

 第2セット。負けられない若鮎の思いがスタートダッシュにあらわれる。ライト攻
撃を効果的に使い4−1とリード。小岩はサーブミスが続く苦しい展開。ところが6
−3と若鮎リードの場面で小岩のブロックが連続で決まり7−7。ひるまず攻め続け
る若鮎、しのぐ小岩という展開の中盤で14−11と若鮎。ここで小岩がタイムアウ
トを取る。これが流れを変えて15−15。18−18から20−19と先に若鮎が
セットポイント。ところが決定率の高かったライト大野のスパイクを大槻がブロック
で止めて20−20。最後は小岩・鈴木が2本連続でサービスエースを決めて、22
−20と小岩クラブが大きな勝利を得た。

この試合の結果、事実上、若鮎新宮クラブの3連覇は夢と消えた。


キャプテン森川佳央理さんは、「キャプテンとして、いつでもみんなに声をかけて勝てる雰囲気を作りたい。」と小岩戦に臨んだ。
試合後。
「みんなで力を合わせて練習した事を全部出そう、サーブで点を取ろうと思った。1セット目を取られた後も、絶対勝つという強い気持ちでプレーしたけど、負けてしまってすごく悔しい。」