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■ 激励の言葉  元全日本 大山 加奈さん2011. 8.10

みなさん こんにちは。 全国大会出場おめでとうございます。私も15年前みなさんと同じようにこの大会に出場させて頂きました。皆さんが行進する姿を見て当時のことを思い出しとても懐かしく思いました。私もこの東京体育館のコートでプレーすることがすごく夢でしたので、そのコートに立てた喜びを今でも覚えています。

私は2005年アテネオリンピックに出場しました。「オリンピック選手になりたい。」と夢を持つようになったのはこの大会で優勝したことがきっかけです。この大会は夢を叶える為のスタートです。夢を叶えるための道をつくってくれた私にとって大切な大会です。

今、皆さんどのような気持ちですか?ワクワクしていますか?緊張していますか?皆さんそれぞれ色んな思いを抱えてこの大会に臨むことと思います。
私は小学生の時から大事にしてきた言葉があります。「練習で泣いて、試合で笑う。」という言葉です。ここに来るまで皆さんも沢山の練習をしてきたと思いますし、沢山泣いて、沢山辛いこともあってそれを乗り越えてきたと思います。
ですから、このコートに立てる喜びを目一杯感じコートの上では笑顔で楽しくプレーして欲しいなと思います。

そして、今日本は少し元気をなくしています。皆さんにはそんな日本を元気にする力があります。皆さんの笑顔や一生懸命元気に頑張る姿はお父さんやお母さん、先生たち、周りにいる沢山の大人たちを元気にします。
その元気がどんどん広がって日本中の光になります。

バレーボールは一人ではできない、思いやりのスポーツです。次の人がプレーしやすいようにパスを出してあげる。ボールを落とさないようにみんなで協力してボールをとっていく。そんな思いやりの気持ちと優しさをもって、暖かい選手になって欲しいと思いますしそんなチームを目指して欲しいなと思います。そして同じバレーボールを愛する仲間とこうして出会ったわけですから沢山のお友達をつくり、大人になっても思い出に残るような大会にして欲しいなと思います。この大会が思いやりと優しさであふれた素晴らしい大会になることを願っています。
そしてこの中からVリーガー、沢山の全日本選手が出ることを楽しみにしています。
頑張って下さい。