「私たち、福岡県代表新宮東アークエンジェルスは、夢・希望枠でこの全国大会に出場することができました。 病気と闘いながらも、熱心にご指導下さる監督のもと、部員7名、スタッフ、保護者の皆さんが一つになり、日々努力し、福岡県県大会3位という結果を収めたことが認められたのだと思います・・・・ 2年前、監督の病気がわかり、入院を繰り返される中、監督のいない日もみんなで頑張ってきました。 昨年は、県大会ベスト16だったので今年こそ監督と一緒に全国大会という舞台に立ちたいと、毎日毎日頑張ってきました。 6月に行われた県大会・・・全国大会まであと一歩というところで惜しくも負けてしまいました。 試合終了後、監督は「お疲れさん、よう頑張った!」とほめて下さいました。 でも、私たちは監督を全国大会に連れて行くことが出来なくなり、申し訳なく、とても悔しい気持ちで・・・涙があふれて止まりませんでした。 ところが、7月に入り監督から「今年は、全国大会が30回の記念大会ということで、夢・希望枠という特別推薦枠があり、それに新宮東が選ばれた。」聞きました。 一度は夢に消えた全国大会に、監督を連れて行けるんだ!!信じられないほど嬉しかったです。 そして、今日、夢の舞台、この東京体育館に監督と一緒に、立つことが出来ました。 この場に立つまでの間、きつい練習に気持ちが負けそうになったり、思うようなプレーができず、逃げ出したくなる日もたくさんありました。 でも、つらい治療に負けず頑張っている監督の姿に、私たちはいつまでも励まされてきました。 監督の入院中には、同じ地区の先生が代わりに指導に来て下さったり、お父さん、お母さん、先輩方もお手伝いに来て下さり、多くの方々のおかげで、この日を迎えることが出来ました。・・・本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 「監督!夢の舞台、この東京体育館はどうですか?私たちはキラキラ輝いていますか。」 私たちは、自分のため、支えて下さった多くの方々のため、そして監督のため、最後まで諦めずに全力をつくします。 「全国から集まった選手の皆さん、今日この舞台に立つことが出来なかった、全国の小学生バレーボーラ―の分まで、仲間を信じ、元気で思いっきりプレーしましょう。」 最後になりましたが、この大会を開いて下さいました、多くの方々に心からお礼を言います・・・・ 本当にありがとうございます。 選手代表 福岡県新宮東アークエンジェルス 主将 坪根綾香
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